グレー・ブラックな健康食品業界

現在、健康食品は1兆円規模の市場となっている。いかに多くの人が購入しているかが分かるはずだ。その一方、グレーな(またはブラックな)部分が多い産業でもある。

このサイトでは、私自身が健康食品を販売する会社に在籍した経験から、この業界の闇を明らかにしたい。それにより、誤った認識によって無駄なお金を使ったり、かえって体調を悪化させたりするのを防ぎたいからだ。

安全性に問題があり、健康被害をもたらしている健康食品があるが、ニュースで報道されるのは氷山の一角にすぎない。まして、被害はないが効果がないだけなら・・・

健康食品のすべてが悪いわけではない。ただ、悪徳業者が蔓延っているのも事実なので、あなたにはだまされないでほしい。

健康食品市場は金になる

ごくまれに立派な理念で運営されている企業はあるにしても、多くの企業はお金になるという理由で、この市場に参入している。考えてみてほしい。人間にとって、健康は全ての資本。そこに悩みを抱えたときには、わらにもすがりたい心理になる。

そんな時、目の前に魅力的な広告を示されたら、心が動かされないだろうか?

こうした事情があるため、健康食品市場は順調に規模を拡大している。ついには1兆円規模にまでなってしまった反面、薬のように効果・効能・危険性が確認されているわけではない。

極端な話、小麦粉に何かを混ぜた丸薬を高価な健康食品として販売することだってできる。馬鹿な話だと笑うかもしれないが、実際にそれに近い仕事をしている会社は少なくない。現場で働いていたからこそ、そうした実態は見聞きしている。

大きな会社であれば企業イメージも大切にしなくてはならないが、中小企業であればトップの決断次第で経営判断ができる。当然、金儲け主義に走り、利用者の体などかえりみない業者が氾濫してしまっている。

本物は1%?

健康被害がでない程度の安全性を持っているだけではなく、本当に効果まで望める健康食品は、全体の中でも1%あるかないかというレベルだろう。これは、必ずしも知名度で決められるものでもない。

30%は明らかに効果がなさそうだと分かりながら販売している健康食品、20%はうっすら期待はできるものの、おそらく無駄だろうと考えられる商品、30%は原料の性質などを考えるとかなり期待できるもの、そして最後の20%弱はデータ不足で実態が把握できないが効果がありそうなものとなる。

上記は大まかな目安であり、業界に在籍した経験で私が把握している感じだ。必ずしも細かい数字はアテにならない。

最後の20%は効果があると思うかもしれないが、実はそうではない。たとえば、薬なら承認前に膨大な数の治験データが必要となる。その結果、ふるい落とされる薬が少なくないのだ。まして、健康食品のレベルといえば・・・

そう考えると、やはり全体の1%ぐらいがお金を出して購入する価値があると思っている。逆に言えば、それ以外は買う価値なし、ひどいものは逆効果となってしまう。

健康食品を売る会社は、当然ながら自社に都合の良いことしか発表しない。私が勤めていた会社もそうだった。しかし、今の私は会社を辞め、自由な身となった。

そこで、健康食品業界の真実を伝えてしまいたいと思う。業界には不都合な真実でも、利用者にとっては確実に知っておいた方がいいことなのだから。